私「心理学者になりたい」親「金にならないからやめろ」【007】

どうも、てつです。

前回(中3夏 志望校合格率35% 優秀な人間にならねばという強迫観念【006】)に引き続き、過去の記憶をさかのぼりながら、私がうつになった原因を探っていきます。

今回は、中学3年生の頃、両親に自分の抱いた夢を否定されたときの話です。

中学3年で抱いた人の心への興味

中学3年生の高校受験の頃、私は心理や精神など、人の内面に興味を持っていました。

受験に直面して自分の心が激しく揺さぶられていることや、その頃に出会った新世紀エヴァンゲリオンというアニメの登場人物たちの心理描写に深い関心を抱いたからです。

私はもともと好奇心旺盛で、興味のあることについてはトコトン知りたいと思う性格なので、当時とても興味を惹かれていた、人の心の研究者になりたい思いました。

両親「心理関係は金にならないからやめろ」

将来医者になると周りの人に宣言していましたが、

「心理学者もいいと思っている」

と両親に打ち明けました。

すると、

「心理関係は金にならないからやめなさい。てつくらいの年頃の子供は、だれでもそういうことに興味を持つんだよ。」

と却下されてしまいました。

金にならないからやめろと言われたことにもショックを受けましたが、

私の中に湧き上がってくる、私にとっては世界に一つだけのワクワク感、世界に一つだけのトキメキを、

「よくある話」

「特別なことではない」

と両親に片付けられてしまったことの方がショックでした。

しかし、子供にとって親とは全知全能の神です。

神の指示に従って、私は

「人の心を研究する仕事がしたい」

という夢をあきらめました。

求められた医者、心から湧き出た心理学者

「医者になる」

という夢は、ある意味、損得勘定や他者からの期待によって生み出されたものです。

それに対し、

「心の研究をする」

という夢は、私の内側から湧き上がってきた興味に基づくものです。

親に「心理学者になりたい」という夢を却下されたことは、言い換えれば、

「自分の感性を信じるより、自分の外側から注入された考えを信じなさい」

ということになります。

「自分の感性を信じるより、他人の考えを信じなさい」

という神の啓示は、私から自分自身を信じる気持ち、

すなわち自信を、時間をかけて少しずつ削り取っていくことになりました。

親を満足させるために出した結論

親を満足させながら自分のやりたいことをするにはどうすれば良いのかと、当時の私は必死で考えました。

そして導き出したひとつの結論は、

「精神科医ならいいの?」

ということでした。

それを聞いて親は喜んでいました。

「あぁ、これならいいんだ」

と私は思いました。

結局、人生の選択が親任せになってしまっている事がお分かりになるかと思います。

 

中学を卒業する頃の私のキャラクターは

「まじめな優等生で将来の夢は精神科医」

となりました。

当時の親に対する、今の私の反論

ここからは、当時の両親の判断に対して、今の私が反論します。

まず、

「心理関係の仕事は金にならない。」

という点についてですが、果たして本当にそうでしょうか?

確かに、一般的にはそうかもしれませんが、どんな仕事であれ、一流になれば稼げるのではないでしょうか?
常識にとらわれずに工夫すれば稼げるようになるのではないでしょうか?

また、

「金になるかどうか」

という観点で、人生の選択をすることは、本当にその人を幸せに導くのでしょうか?

たとえお金にならないかもしれなくても、チャレンジした方が幸せなこともあるのではないでしょうか?

儲からないはずの農業で儲けている人

例えば一般的には、

「農業は儲からない」

と言われています。

しかし、先日私が読んだブルーベリーの観光農園の本では次のようなことが紹介されいます。

 

~~~~~~~~~~

  • 様々な工夫によってほとんど無人で作物を栽培することを可能にした
  • 農業の素人でも最高級のブルーベリーの栽培ができた
  • 従業員は著者一人のみ
  • 栽培の自動化により、1年のうち9か月は週休5日
  • 観光農園システムにより、お客様が自ら収穫し、さらに入園料までいただけるという高い生産性
  • IT集客により、60日間で約1万人の来園者
  • 年収2000万円以上

 

参考文献

著者:畔柳茂樹
タイトル:『最強の農起業!』
第1刷発行:2017年6月5日
発行所:かんき出版

~~~~~~~~~~~~

 

この本の著者は45歳まで最大手自動車部品メーカーに勤めていた、脱サラ農家です。

「自分の人生ははたしてこのままで本当によいのか?」という疑問から、

「年収が2桁下がるぞ」という上司からの忠告も振り切り、農業へ転身したのです。

様々な工夫により植物の管理を半自動化し、たった一人にもかかわらず、非常に少ない労働時間でブルーベリー農園を運営しています。

そして、たくさんの自由な時間と年間2000万円以上の収入を手に入れています。

長時間労働で儲からないという、農業の常識と真逆のことが実際に起こっているのです。

農作物への尽きない興味と深い愛情、常識にとらわれない姿勢が成功へと導いたのです。

「好き」を仕事にしたからこその成功でしょう。

親の常識に子供を当てはめてはいけない

子供の選択が正しいか間違っているかを親の常識で判断してしまうのではなく、子供自身の興味・関心・才能がこの後どんな風に開花していくのかを見守る姿勢が大切です。

「好きなことや興味を活かして、どうすれば世の中の人の役に立つことができるのか」

ということを、子供と一緒に考えた方が、子供は愛情を感じるのではないでしょうか?

今の私が、当時の私に声をかけるなら

例えば、今の私が当時の私に声をかけるなら、

「じゃあ、心理学者になるためにはどうしたらいいのか一緒に調べてみよう。それから、心理学者になりたいと思っているということは、人の心に興味があるんだよね。人の心に関わる仕事は、他にどんなものがあるのかも、一緒に調べてみようよ。」

などと言います。

 

子供の興味関心をきっかけに、子供の世界や可能性を広げる手助けをするのです。

しかし、周りの大人がしていいのはあくまで補助です。

子供には自分の心で感じたことをもとに、自分の頭で考えて、人生を切り切り開く力を養ってもらいます。

他人の意見でどうするのか決めるのではなく、最後は自分の意思で決めてもらいます。

その結果が良くも悪くも、自分自身で引き受けることが大切なのです。

自分で決めて、自分で責任をとるという経験を繰り返すことで、自由と責任の関係を知っていきます。

 

誰も答えを知らないその子だけの人生を切り開く力を、

道なき道を進んでいく勇気を、

自信を、

少しずつ養ってもらうのです。

このブログはうつの治療過程そのもの

自分の過去を振り返り、自分の精神構造の形成に影響を与えた様々な出来事を、ひとつずつ検証して行くことは、私自身がうつから立ち直る際に行った方法です。

 

それを専門の治療者と一緒にやるのか、自分一人でやるのかは人それぞれです。

私は、貯金を使い果たしていたので、カウンセリングを受けるためのお金がありませんでした。

 

残り少ないお金を使って色々な本を読み、それを参考にしながら、自己分析を進めました。

 

今後の記事でさらに詳しく書きますが、

「当時の親に今の私が反論」

「当時の私に今の私が声をかけるなら」

というのは、記憶の再解釈や、親から刷り込まれた思い込み(常識)を解除していく作業に当たります。

 

まずはこのまま、24歳でうつを発症するまでの過程の分析結果を、このブログに記していきます。

これまでは、0~15歳までの約15年分を記してきました。

 

うつの発症まであと約9年です。

 

前の記事(中3夏 志望校合格率35% 優秀な人間にならねばという強迫観念【006】)

目次(全記事一覧)

次の記事(高校で初めて受けた数学のテストで27点。虚栄を張り続ける日々。【008】)

自己紹介【000】

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

てつと申します。

 

1991年生まれ

某大学の工学系の学科を首席で卒業後、東証一部上場の機械部品メーカーに就職

入社約半年でうつを発症し退職

1年ほどの無職療養期間を経て近所の小売店でアルバイトを開始

うつ発症から約2年後、主観的にうつは完治したと実感

2018年現在、
・週に35時間のアルバイト
・食料を半自給するための菜園の運営
・ブログの運営
の3つの活動を中心に生活している。

 

このブログでは、

私がうつ病を発症した原因の分析、うつのどん底から立ち直った方法、

うつを通して得られた人生に対する深い気付き、

うつ病経験者としてこれからの人生をどう歩んでいくかの思索

などを紹介しています。

 

詳細な自己紹介はこちらのリンクからどうぞ。

ページ上部へ戻る