中3夏 志望校合格率35% 優秀な人間にならねばという強迫観念【006】

どうも、てつです。

前回(大人になるのが怖い・大人になりたくない思った中学3年生【005】)に引き続き、過去の記憶をたどりながら私がうつになった原因を分析していきます。

今回は、高校受験の頃の話です。

父と伯父は高学歴のエリート

私の父が高学歴のエリートだということは、過去の記事で何度か触れてきましたが、実は私の伯父も高学歴のエリートです。

伯父は国立大学の医学部を卒業して、医師として働いています。

幼い頃から、そのような優秀な人たちが身近にいたため私は、

「自分も優秀な人間になって当たり前。優秀な人間にならなければならない。」

と思っていました。

また、周囲の大人達が私の将来に大きな期待を抱いていることを、子供ながらに感じ取っていました。

部活引退後に高校受験対策を開始

中学3年生で部活を引退した後、ついに私は高校受験対策を始めました。

私の父と伯父は、県内最難関の公立高校を卒業しています。

父や伯父のように優秀な人間にならなければならないと思っていた私は、2人と同じ高校を目指そうと考えていました。

周りのみんなは塾に通っていましたが、以前にもお話したように、私は多数派に流されるのが嫌だったので、通信添削教材を使って受験対策をしていました。

私の県では、合否に影響する中学校の内申点が、135点満点で計算されました。

私は132点で、学年で3位くらいの成績でした。

内申点は、県内のどの高校にも通用するレベルでした。

しかし、筆記試験で求められる得点もかなり高く、その対策に苦戦していました。

定期テスト対策の勉強のような、その場しのぎ的な詰め込み型の勉強では、高校受験に対応出来なかったのです。

こんな所にも、私はそれほど地頭が良いわけではないということが現れています。

合格率35%

部活を引退した直後に受けた高校受験の模擬試験では、合格可能性が35%という判定でした。

入試まで半年しかない状況でこの判定というのは、正直言ってかなり厳しい状況だったと言えます。

「このままでは、父や伯父のように優秀な人間になることが出来ない。ふたりと同じ道から外れてしまう。どうしよう。」

と不安に思っていました。

 

それからの私は、自分を厳しく律して、必死で勉強をしました。

大好きな遊びを封印して頑張りました。

エヴァンゲリオンとの出会い

このように精神的に追い込まれた頃、ケーブテレビで「新世紀エヴァンゲリオン」というアニメを弟が見ているところを、たまたま見かけました。

「今まで見てきたアニメと全く違う」

という印象を受けて、当時とても興味を持ちました。

 

主人公の碇シンジは14歳で、当時の私と全く同じ年齢でした。

私と同じ14歳の少年が、その作品の中で、人類の存亡をかけて戦っていたのです。

ミサイルや機関銃などの通常の軍事力では全く太刀打ちできない強敵を倒すために、シンジはエヴァンゲリオン初号機に乗って戦うことを父から命じられます。

シンジは、

「自分は人類の存亡を背負って戦えるような人間ではない。でも、自分以外に今エヴァンゲリオンにシンクロ(エヴァを操縦)できる人もいない。自分が戦わなければ人類が滅びる。」

という状況に追い込まれます。

そして、

「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。・・・やります。僕が乗ります。」

 

作品名:新世紀エヴァンゲリオン

原作:GAINAX, 監督・脚本:庵野秀明, 制作:GAINAX・タツノコプロ

より引用

と自分に言い聞かせて、エヴァンゲリオン初号機に乗り込むことを決意します。

シンジの姿に、私は自分の逃げ場のない状況を重ねました。

「合格可能性35%。勝ち目は薄い。でも、逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。合格するには、不安や恐怖を封じ込めて受験に立ち向かわなければならない。父や伯父と同じようになるためには、そうすること以外許されない。」

そう自分に言い聞かせました。

 

また、私はブラック部活を経験していましたので、かなり自虐的な考え方ですが、

「あの殺人的な部活の辛さに比べれば、受験勉強の辛さなんて大したことはない。」

そう自分に言い聞かせて、頑張りました。

(関連記事:中学時代のブラック部活で私が経験したパワハラの具体例を紹介【003】)

自分の感情を無視することを覚え始める

そして私は、そのころから少しずつ、自分の感情や本心を無視して、今自分がやるべきことに集中するということを覚え始めました。

一見、人として喜ばしい成長をしたように思われるかもしれません。

しかし、このことが後に私自身を苦しめることになります。

感情や本心を無視し続けた結果、数年後には

「自分が心の底で何がしたいと思っているかを感じ取ることができない」

という状態に陥ってしまうのです。

このことが就職先の選択など、人生の重要な局面で私を悩ませました。

志望校の難易度を落としてなんとか合格

さて、話をもとに戻します。

必死で勉強して学力を伸ばしたものの、県内最難関の公立高校の合格可能性は受験直前の模擬試験で60%程でした。

両親からは、経済的な理由でなるべく公立高校に進学して欲しいと言われていたことや、中学の同級生が1人も来ない高校に行って、人間関係をリセットしたいという考えから、少しだけ受験する学校のレベルを落とすことにしました。

そして、県内で3番目に難しい公立高校を受けることにしました。

内申点と面接だけで合否が判定される前期試験は落ちてしまったため、筆記テストのある後期試験にすべてを賭けました。

その結果、何とか合格することができ、その高校に進学することになりました。

父や伯父と全く同じ状態ではないけれど、まだ何とか「将来優秀な人間になる」という道からは、外れなくて済んだかな、と当時私は思っていました。

 

前の記事(大人になるのが怖い・大人になりたくない思った中学3年生【005】)

目次(全記事一覧)

次の記事(私「心理学者になりたい」親「金にならないからやめろ」【007】)

自己紹介【000】

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

てつと申します。

 

1991年生まれ

某大学の工学系の学科を首席で卒業後、東証一部上場の機械部品メーカーに就職

入社約半年でうつを発症し退職

1年ほどの無職療養期間を経て近所の小売店でアルバイトを開始

うつ発症から約2年後、主観的にうつは完治したと実感

2018年現在、
・週に35時間のアルバイト
・食料を半自給するための菜園の運営
・ブログの運営
の3つの活動を中心に生活している。

 

このブログでは、

私がうつ病を発症した原因の分析、うつのどん底から立ち直った方法、

うつを通して得られた人生に対する深い気付き、

うつ病経験者としてこれからの人生をどう歩んでいくかの思索

などを紹介しています。

 

詳細な自己紹介はこちらのリンクからどうぞ。

ページ上部へ戻る