家族にも彼女にも自分の本音を言えないまま無理して就活続行【070】

どうも、てつです。

 

 

前回の記事【069】では

初めて新卒応援ハローワークに通った時のことと

就活をしていた時に感じていた違和感について

ご紹介しました。

 

 

今回は「本当は療養したい」という本音を

家族にも当時の彼女にも打ち明けられず

 

無理をして就職活動を進めていった話を

紹介します。

ハローワークの求人の中で就きたいと思える職がなかった

前回の記事【069】では

極力就職情報サイトを利用したくなかった理由について

詳しく紹介しました。

 

 

しかし

ハローワークに掲載されている求人情報を

いくら探しても

 

当時私は

自分が就きたいと思える職業を

見つけることができませんでした。

 

 

そこで致し方なく

就職情報サイトに1か所だけ登録して

求人情報を見てみることにしました。

 

 

それでもやはり、いくら探しても

自分が就きたいと思える職業は

見つかりませんでした。

 

 

そこで私は少しずつ気付き始めました。

 

「あぁ、自分は労働したくないんだな。」

 

「あれだけ辛い思いをして

心身ともにボロボロになるまで追い込まれた

サラリーマンの世界に戻りたくないんだな。」

 

腹の底ではそう思っている自分がいました。

家族にすら本音を言えなかった

「本当は働きたくない」

「まだ療養したい」

「再びサラリーマンになるのが怖い」

 

という思いを抱いていましたが

それを周囲の人に

言うことはできませんでした。

 

 

両親や親戚など

私の身近な人たちは

 

表面上は私の心身の健康を気遣い

「今はゆっくりと休んだらいい」

などと言ってくれましたが

 

本音は違うのだろうなということを

私は薄々感じていました。

 

 

うつ病を始めとした精神疾患に対する

世間一般の方々の理解は

表面的なレベルにとどまっていることが多く

 

酷い場合には

「うつは甘えだ」などという漠然としたイメージを

 

さも真実であるかのように

信じて疑わない方も

残念ながら実際にいらっしゃいます。

 

 

「うつ病になり新卒入社した会社を

たった半年で辞め

まともに仕事も探していない息子」では

 

世間体が悪かったのでしょう。

 

 

それに加えて

当時の私自身も世間一般の人たちと同様に

うつ病に対する理解が浅かったため

 

自分自身がうつ病であるということを

心の底から受け入れることは

できませんでしたし

 

だからこそ

うつ病が治っていないにもかかわらず

それを隠して就職活動をしてしまったのです。

 

 

つまり自分自身の本音に対して

素直になることもできず

本音を隠して自分を偽っていました。

 

 

「疲れているから今は休みたい」と

言えなかったのです。

彼女からのプレッシャー

そして家族のほかに

当時の私に

大きな影響を与えた人がいました。

 

 

それは

当時お付き合いをしていた

彼女です。

 

 

彼女は非常に「常識的」な人でした。

とても人目を気にする人で

世間体を大切にしていました。

 

 

そして何より彼女が大切にしていたのは

「普通がいい」

という考え方です。

 

 

裏を返すと

少数派的な在り方や

常識はずれな在り方を嫌う人でした。

 

 

うつ病に対する理解も浅く

彼女の中で私の病気は

 

「普通ではないこと」

「あってはならないこと」

「正常範囲外のこと」

 

として位置づけられていたように

思われます。

 

 

私の家族や親戚と同様に

彼女も表面上は私の心身の健康を

気遣ってくれていましたが

 

心の底では

「働けニート」

と思っていることが

 

ふとした言動や表情から

にじみ出ていました。

 

 

だから私は

彼女にも本音が言えませんでした。

 

 

それでも私は

当時彼女が好きだったので

 

これ以上嫌われないためにも

彼女の前で「良き求職者」を

演じざるを得なかったのです。

 

 

彼女に会うたびに

私は就職活動の

進捗報告を迫られました。

 

 

会うたびに

「就活はどう?」と聞かれるのが怖くて

ビクビクしていました。

 

 

就活のことを話題にされると

頭の中がぐちゃぐちゃに混乱してしまい

 

何と言えばよいのか分からず

よく沈黙してしまいました。

応募する会社を無理やり探した

そのような背景もあり

私は彼女から嫌われないためにも

彼女の世間体を保つためにも

 

「仕事が合わなくて辞めたけれど

今は一生懸命

就職活動をしている彼氏」

 

を演じ続けなければなりませんでした。

 

 

だから

本音を言えば

 

「今は立ち止まって

心身ともにしっかりと療養して

 

自分の人生の在り方について

じっくりと考えたい」

 

という思いがあったのですが

とにかく何でもいいから面接を受けて

就職活動を進めているフリをしていました。

 

 

心の奥底で

「今は働く気力がない」

と思っていたのですから

 

ハローワークの求人情報を見ようが

就活サイトの求人情報を見ようが

就きたい職業が見つかるはずもなかったのです。

離れていく彼女の気持ち

思うように就職活動が進まない私に

彼女は苛立っていました。

 

 

大学を首席で卒業し東証一部上場の会社で

正社員として働いていた時は

彼女は私のことを好きでいてくれました。

 

 

「自慢の彼氏」だったそうです。

言い換えれば

世間体が良い彼氏でした。

 

 

しかし、うつ病になり会社を辞めて無職になり

再就職活動もままならない私を

好きでい続けてはくれませんでした。

 

 

「恥ずかしい彼氏」であり

世間体が悪い彼氏に

降格されたということです。

 

 

私に対する彼女の気持ちは

日に日に離れていき

 

連絡を取り合うことも

直接会うことも

減って行きました。

 

 

「うつ病無職の就動すらままならない彼氏」

と付き合っているということに

彼女は耐えられなかったのだと思います。

 

 

「苦しい時こそ

人生どん底の時こそ

寄り添い励まして欲しい。」

 

 

「私の収入や職業などの

肩書ではなくて

私自身を見て欲しい。」

 

 

「今この瞬間の私はどん底だけれど

これまで私が一生懸命生きてきたところを

間近で見ていたのだから

 

私という人間の性質自体で

判断して欲しい。」

 

 

そんなことを思っていましたが

それは私の欲望に過ぎませんでした。

 

 

叶わぬ願いでした。

 

 

職を失い

心身の健康を失い

彼女も失う

 

という未来が

すぐそこまで見えていました。

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プロフィール

てつが自給菜園で育てた愛しい夏野菜ちゃんたち

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ありがとうございます。

 

 

1991年生まれ。

 

某大学の工学系の学科を首席で卒業後

東証一部上場の製造業の技術職に就く。

 

入社約半年でうつ病を発症し退職。

 

約1年間の無職療養期間を経て

近所の小売店でアルバイトを開始。

 

うつ病の発症から約2年後

主観的にうつ病は完治したと実感。

 

 

2019年現在

・週に30時間のアルバイト

・食料を半自給するための菜園の運営

・ブログの運営

の3つの活動を中心に生活している。

 

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