再び就活ビジネスに巻き込まれるのかと思うと吐き気がした【069】

どうも、てつです。

 

 

前回の記事【068】では

わかものハローワーク(以下、わかハロ)で受けられる

就職支援の期限最終日を迎えた時の話

紹介しました。

 

 

今回は、わかハロの

キャリアカウンセラーさんに

新卒応援ハローワークを紹介してもらい

 

そこに初めて行った時のことを

振り返りながら

 

就職活動をしている際に

当時私が感じていた違和感を

言語化していきます。

初めての新卒応援ハローワーク

新卒応援ハローワークは

大学や高専を卒業してから

 

おおむね3年以内の方を対象とした

就職支援機関のことです。

 

 

わかハロでの

3か月間の就職支援を終えた時点で

私は大学卒業から1年以内だったため

 

新卒応援ハローワークを

利用することに決めました。

 

 

わかハロでの個別支援期間の最終日

私はその足で

新卒応援ハローワークに向かいました。

 

 

初めて足を運ぶと

そこには私と同年代の利用者の方々が

たくさんいらっしゃいました。

 

 

本家ハローワークを利用した際に味わった

何とも言えない悲壮感に満ちた空気に比べれば

雰囲気はまだマシでした。

 

 

しかしながら

当時の私が不安と恐怖と焦燥感に

心を支配されていたのと同様に

 

そこには憔悴しきった表情の若者が

たくさんいました。

 

 

今でこそ、一般企業に就職し

サラリーマンになるということが

 

人生の唯一の選択肢ではないと

心の底から言い切れるのですが

 

新卒応援ハローワークを

利用していた若者達と同様に

当時の自分には

 

一般企業に就職して

サラリーマンをやる以外に

人生の選択肢がなかったのです。

新卒応援ハローワークの利用者登録

利用者登録の事務手続きを済ませた後

 

新卒応援ハローワークの

利用の仕方に関する説明会の参加予約や

 

自己分析セミナーの受講予約などをして

その日は家に帰りました。

就活ビジネスに巻き込まれたくなかった

ここからは当時私が

就職活動をしていた時に感じた違和感について

言語化していきます。

 

 

一般的に

転職や再就職活動をする際には

就職情報サイトに登録し

 

そのサイトを運営している会社の

就職アドバイザーの指導を受けながら

就職する企業を探す方が多いと思います。

 

 

テレビを観れば

そういう就職斡旋会社のCMが

頻繁に流れています。

 

 

私がサラリーマンだった時に

私と同じ部署に中途で入ってきた方も

 

ハローワークではなく

就職情報サイトを利用して

会社を探したと言っていました。

 

 

当時の私の状況は

「第二新卒」に分類されましたから

人材としての市場価値もそれなりにあったため

 

転職サイトを利用した方が

ハローワークを利用するよりも

 

より良い条件の会社を

効率よく探すことができたと思います。

 

 

しかし私は転職サイトを

なるべく利用したくないと

思いました。

 

 

その理由は一言でいうと

大学在学中の就職活動中に

巻き込まれてしまった

 

「就活ビジネス」に

再び巻き込まれたくない

と思ったからです。

 

 

大学在学中に行った

新卒の就職活動の際には

私も他の就活生と同様に

 

大学の就職支援課の職員に

言われるがままに

いくつもの就活サイトに登録し

 

求人情報を見て

様々な企業にエントリーしていました。

 

 

しかし

就職活動を進めるにつれ

 

「これは就活生の不安を過剰に煽り

その不安に付け込むことによって

お金を生み出す仕組みである」

 

ということに気付いて行きました。

 

 

就活ビジネスにおけるお金の流れが

少しずつ見えてくるようになったのです。

 

 

例えばこれは私が実際に経験したことですが

 

「去年内定をゲットした先輩は

現時点で〇〇社エントリーしていた。

あなたのエントリー数では全く足りていない。」

 

という類のメッセージが

就活サイトから頻繁に送られてきて

 

しかも就活生の不安を煽るために作られた

としか思えない様な

 

情報を正確に反映していない

歪曲されたグラフなどが

管理画面にいつも表示されていました。

 

 

就活サイトは

 

サイト掲載企業へエントリーする就活生や

会社説明会へ参加する就活生や

企業の採用選考に応募する就活生を

 

「集客」することによって

利益を得ています。

 

 

大学の就職支援課にとっての「評価」とは

その年の新卒生の「就職率」であり

 

どれだけ就職に強い大学であるかという

ブランドイメージを作り上げることです。

 

(関連記事:就活予備校化する大学。就きたい職業もやりたい研究もない。【024】)

 

 

大学の卒業生たちが

それぞれの個性を生かして

自分らしく幸せに生きていくための

 

人生の選択ができるように

どれだけのサポートできたかどうか

ではないのです。

 

 

新卒の就職活動を終え

一歩引いた視点で

 

まだ就職活動を続けている

同期や後輩たちが

就職活動をしている姿を見ていて

 

当時の自分は

「就活ビジネス」に巻き込まれ

疲弊していたのだと改めて思いました。

リク〇ビ問題から見えてくること

先日就職情報サイトのリク〇ビが

ざっくりいうと

 

「就活生の個人情報を許可なく商品化して

採用活動をしている企業に売っていた」

 

という問題が明るみになりました。

 

 

企業の欲しがる人材と

職を求める就活生とを

 

どれだけ双方にとって

幸せな形で結びつけるか

ということが

 

リク〇ビの本来の存在意義だと

私は思いますが

 

自社の利益を最大化することが

目的にすり替わってしまっていた

ということが今回の件から分かります。

 

 

これによりリク〇ビは

短期的な利益を上げることに

成功したものの

 

就活生や社会からの信用や評価を失う

という結果になりました。

(※あくまでてつの個人的な解釈です。)

 

 

就職情報サイトを利用して

就活をするということは

 

「職を求めている人間を商品化し

お金に換算して取引する世界に

飲み込まれる」

 

ということを意味します。

 

 

当時の私は違和感をここまで明確に

言語化することはできませんでしたが

 

心と体と本能が

拒絶反応を起こしていました。

 

 

就職情報サイトを軸に就活を進めることが

合理的であると頭では理解しているものの

「生理的に無理」だったのです。

 

 

就職情報サイトに登録して

求人情報を探すことを想像しただけで

 

大学時代の就活で感じた嫌悪感を思い出し

冷や汗をかき

気分はどん底まで落ち込みました。

 

 

だからこそ

「せめて公的機関を利用して就活しよう…」

という思いから

 

ハローワークを中心に

再就職活動を行っていました。

就活の気持ち悪さ

大学在学中にも感じていた

就活の気持ち悪さを

今改めて言語化してみます。

 

 

例えば私の在籍していた学科には

約100名の学生がいましたが

 

そのうちの100%

つまり全員が同じように一人の例外なく

就活サイトに登録し

 

似たり寄ったりの

リクルートスーツに身を包み

 

金髪ピアスの長髪だった人も

髪を短く切って黒く染め直し

ピアスを外し

 

自分の商品価値を少しでも高めよう

面接官から好印象を持たれよう

と必死になって面接対策や選考書類対策をし

 

到底吟味しきれない様な

膨大な数の企業にエントリーし

 

本来学生の本分であるはずの

学問や研究をするための時間を削ってまで

膨大な数の企業説明会に出席し

 

面接官に好かれるために

心にもない嘘を

満面の笑みで饒舌に語る訓練をし

 

本音を隠して

本性を隠して

良き新卒就活生を演じることに

 

当時私は吐き気を催すような

嫌悪感を抱きました。

 

 

私と同じように

「これって何か変だよね?」と

心のどこかで思っている学生がいたとしても

 

大学の就職支援課の職員や大学教職員から

 

「社会人として当然」

「これが常識」

「これが社会」

 

などと言われ

そのような疑問を持つことすら許されず

 

精神的な去勢手術を施されて

過酷な就職活動をこなす日々に

追い込まれていきます。

 

 

そして、そこまでしても

内定がもらえない人も

中にはいました。

 

 

「自分は社会から必要とされていない人間なんだ」

と自分を責め続け

 

「仕事を選べる立場ではないのだ」

と自分の本心をさらに強く押し殺し

 

自分の興味関心とは

全く関係のない会社を受け始め

それを面接官に見透かされて落とされる

 

というような負のスパイラルに

飲み込まれていく人もいました。

 

 

中には過労で倒れてしまったり

精神的に病んでしまう人もいました。

 

(関連記事:就活予備校化する大学。就きたい職業もやりたい研究もない。【024】)

 

 

就職面接によって評価されるのは

その人のほんの一部分に過ぎないのですが

 

まるで人格の全てを否定され

生きる価値もない人間であるという

烙印を押されたかのような

 

錯覚に陥る人も

少なくありません。

 

 

現に就職活動による

ストレスが原因となって

 

自ら死を選ぶ就活生が

毎年大勢いらっしゃいます。

 

 

日本における就職活動という現象は

日本社会において

 

常識的で、一般的で、普通で、当たり前

なのかもしれませんが

 

私の感性では

どうしても美しいとは

思えないのです。

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プロフィール

てつが自給菜園で育てた愛しい夏野菜ちゃんたち

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ありがとうございます。

 

 

1991年生まれ。

 

某大学の工学系の学科を首席で卒業後

東証一部上場の製造業の技術職に就く。

 

入社約半年でうつ病を発症し退職。

 

約1年間の無職療養期間を経て

近所の小売店でアルバイトを開始。

 

うつ病の発症から約2年後

主観的にうつ病は完治したと実感。

 

 

2019年現在

・週に30時間のアルバイト

・食料を半自給するための菜園の運営

・ブログの運営

の3つの活動を中心に生活している。

 

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